ラグビー全国大学選手権|慶應義塾大学の身体の使い方について|フィジカルテクニック

最終更新: 2019年1月17日

#慶應義塾大学ラグビー部#ラグビー全国大学選手権(京都産業大学戦・早稲田大学戦)を見て、#身体の使い方#フィジカルテクニック 的に)が本当に上手くて驚きました。


京都産業大学戦では、開始1分後あたりからフォワードの連続アタックが素晴らしかったです。最終的にノックオン?になってしまいましたが、一人目のタックラーを外すのが上手く確実にゲインしていました。


タックラーを外すというのはランコースをステップなどで変化させるのではなく、直線的にランをしながら相手との依存関係を作らないということです。フィジカルテクニックのポイントでは『#ベクトルを与えない』にあてはまりますが、京産大の選手がタックルをしても支えがない状態になってしまうため、タックルが決まりません。特に5番の辻選手が上手ですね。また、ハーフからパスをもらう時の姿勢も良かったです。『#力みのない姿勢』はバランスもスムーズで早い動き出しが可能になります。


慶應2トライ目のフランカーのトライは10番のタックルを外しています。本来であれば人は押されると反射的に押し返してしまいますが、その力を受け流す・吸収することができると捕まえにくくなります。まさしく暖簾に腕押しですね。これは日本代表対ニュージーランドの #リッチー・モウンガ選手 のトライで説明したのと同じです。


#スクラム では慶應義塾大学がプレッシャーをかけている場面が何度かありましたが、両サイドのフランカーの姿勢と押し方が本当に素晴らしい。『#コアからの始動』も見受けられ、フロントが落ち気味でもフランカーからのプッシュで前進しているようにすら見えました。


慶應は全体的にコンタクトの際に身体を硬めている選手が少なく、見た目以上に重さがある接点だと思います。それが分かるのが、早稲田戦20数分で11番の選手がディフェンスで詰めてタックルしたにもかかわらず、タックルにいった選手が痛めてしまった(脳震盪?)場面です。タックルを受けながら内側の選手にパスをした慶應の選手は、身体をリラックスさせ、かつタックルで返されないように体重を乗せているように見えます。


身体は硬めて使うよりもリラックス(完全脱力ではなく軸は保つイメージ)して、落とすように相手に当てると身体の芯に突き刺さるようなコンタクトが可能になります。身体を硬めてしまうと自分の体重を自分で支えることになるので、その分軽くなってしまいます。もし、この場面で慶應の選手が身体を硬めていたら、ひっくり返されていたでしょう。。


残念ながら本日負けてしまいましたが、個人的にはもう少し慶應のラグビーを見たかったです。

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