ラグビー日本代表、松島幸太朗選手|ステップ|身体の使い方|フィジテク

#ラグビーワールドカップ では #日本代表 が大活躍をしていますが、その中でも #松島幸太朗選手#姫野和樹選手 に注目しています。


二人とも #フィジテク 的に身体の使い方が上手く、ステップや接点で前に出る力を持っている選手です。


今回は松島選手にスポットを当てて説明します。


松島選手は状況により方向を大きく変えるステップもしますが、小さなステップでスルスルと抜けているように感じられる方が多いと思います。


#ステップ は状況判断を含めた #方向転換 と考えていますが、一般的な方向転換では身体に働く慣性に対して床半力を用いて、運動を大きく変えようとします。そのため、スピードや体重、大きな床半力を得られる筋力や体幹の安定性が必要になってきます。


また、水平方向の動きに足部で切り返すので、足部が軸となり回転運動になると考えられます。重心の高さや質量の分布(上半身が重たい)などの影響により慣性モーメントが大きくなり、より大きな力や時間(ロード)が必要となります。


そして、大きな床半力を得るためには摩擦の影響も考える必要がありますが、特に天然芝や土のグラウンドでは力が大きくかかってしまうと滑ってしまいます。


一般的な方向転換をざっくりまとめると、大きな床半力が必要、そのための筋力が重要。グラウンドの状態によっては滑りやすく、ロードする時間がある。そして身体への負担が大きい。


フィジテク的に考える松島選手のステップは、「#位置エネルギー#T4ドライブ#ベクトルを与えない」を利用しています。


位置エネルギーは物体の高さが持つエネルギーです。身体を傾けるもしくは身体を落とすことで位置エネルギーを使うことができますが、このエネルギーはかなり強力です。重心が低くなることで慣性モーメントも小さくなると考えています。私たちは普段歩いている時にもこの位置エネルギーも使っていますが、イチロー選手の盗塁やマイケルジョーダンのドライブがその見本となる動きです。


次に、T4ドライブは背中にある4番目の背骨(胸椎)のことですが、胸郭から動かすことで、身体を動かすエネルギーが作れる(慣性モーメントも小さくできる)とともに、上半身の質量中心(上半身の重心)を動かすことができるので、支点からのテコが長くなり回転しやすくなります(反対方向へ切り替えししやすくなる)。


床半力を利用した方向転換(上行性の伝達)ではなく、T4ドライブ(上半身からの伝達)、位置エネルギーを利用した動き出しでは、必要な床半力は小さくなると考えられるため、足底の摩擦は軽減すると推測します。さらにロードする時間が少なくなるため相手が反応しにくいステップになると考えています。


最後はベクトルを与えないですが、松島選手は相手が何とか反応して捕まえようとしている腕に対して踏ん張らず往なしています。押し相撲をやっていて「押せた!」と思って相手が手を引いて押せなかった時って大きくバランスを崩しますよね?それと同じで「捕まえた!」と思ってタックルした時にずらされるとバランスが取れなくて派手に転けてしまいます。でも、後ろに引くだけでは意味がありませんが…。


上記のことをなんとなくイメージしながら、日本対サモアの松島選手の最後のトライを見てみると、左方向に慣性が働いている中で、左足からの床半力だけではなく、右前方へ身体を落とすことで位置エネルギーを利用し、胸椎も柔らかく使っています。


動画で見てもそれほど左足で踏ん張っている、地面を蹴っているようには見えないですよね?もちろんゴール前で飛び込んでいることも要因の一つですが、試合中の他のステップも位置エネルギーを利用したり、ベクトルを与えない身体の使い方をしているので、その辺にも注目して試合を見るとより楽しくなると思います。


これからの日本代表の活躍も楽しみです!

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